2020年の中国市場の年間販売台数は2531.1万台で、引き続き世界1位となったが、3年連続で下落した。 2020年12月、中国市場の自動車販売台数は前月比2.1%増、前年同月比6.4%増の283.1万台だった。 過去3年間の月別販売台数を見ると、新型コロナの発生状況の影響を受けた2020年上半期のほか、2020年6月からは2019年同期だけでなく2018年同期も上回っており、この勢いはこれまで6カ月間続いている。 2020年も下落したものの、成長率は2019年のマイナス8.2%から、マイナス1.9%に上昇した。2021年に中国の自動車市場がプラス成長に戻すと信じる理由がある。 高級車:2020年の年間販売台数は同期比24.6%増の28.4万台で、特に2020年4月以降の月間成長率は平均30%を超え、自動車市場を大きくリードしている。 商用車:2020年6月から成長率が低下し、成長率の低下が顕著。このような傾向では、トラックの成長は2021年1月に終わる可能性がある。 新エネルギー車:2020年12月に24.8万台を販売し、前年同期比49.5%増加した。新エネルギー車は2020年に136.7万台を販売し、2019年に比べて10.9%増加した。2020年の中国の新エネルギー車の市場シェアは5.4%を占めた。 中国ブランド乗用車市場シェア:2020年4月、5月、6月の市場シェアは2019年同期を大幅に下回り、2019年同期も2018年同期を下回った。しかし、9月から中国ブランド乗用車市場の占有率は再び回復し、2019年同期を上回っただけでなく、2018年同期にも追いついた。 2020年通年、中国ブランドの自動車販売台数上位15社はマイナス1.9%をマークし、上汽と東風が最終的に勢いに勝っており、長安と一汽が最大の勝者と言える。商用車の年間成長率は18.7%。これを見ると、一汽、中国重汽、陜西汽車はいずれも勝ったが、成都大運は負けた。 2020年はスリリングな年で、成長率から見ると、乗用車が先に低くなってから高くなり、商用車が先に高くなってから低くなり、乗用車の成長率は比較的安定しており、商用車の下落速度は比較的速い。2021年には3年ぶりに中国の自動車市場は成長サイクルに戻り、新エネルギー自動車市場は引き続き成長すると予想される。(自動車人/張恒)