自動車人/張恒 中国自動車市場7月販売数量は大幅に増加した。全国自動車販売台数は211万台、前年同期比16.4%増加、そのうち乗用車販売台数は166.5万台、同期比8.5%増加、同年最高の伸び率を記録した。 中国国家統計局7月に中国製造業PMIが4月以来最高値51.1%まで回復し、7月自動車生産販売がPMIと非常に一致していると発表した。 2020年1月~7月間に中国市場販売台数は1236.5万台に達し、前年同期比累計は-12.7%に落ち込んだ。そのうち、乗用車販売は前年比8.5%増加の166.5万台だった。車種別で細分化すると、セダンは4.6%、SUVは14%、クロスオーバー乗用車は8.5%成長していた。 商用車販売は44.7万台で、前年同期比59.4%の増加となった。その中で、セミトレーラーは103.1%増加した。 今年、中国新エネルギー自動車は市場を下回っており、7月に初めて前年度比プラス成長を記録し、月間9.8万台を販売、前年比19.3%の増加となった。 1月~7月累計販売台数は48.6万台、前年同期比-32.8%になった。 比較すると、中国乗連会は7月に乗用車小売販売は6%に上昇し、同時に、卸売売上高の伸び率は4%に上昇した。卸売と小売の共同成長が実現した。乗用車卸売及び小売販売共同成長は2018年4月にさかのぼる。 中国住民の外部消費がほとんど正常化され、市場活力は高まった。様々な販促政策に刺激され、自動車生産販売が2四半期以降、回復傾向を持続するだけでなく、オフシーズンまで向上の勢いとなる。 7月は2020年以降中国自動車の月間売上高成長率が最も高い月になり、乗用車の月間売上高成長率も最も高い月だった。特に、中国は2017年2888万台の自動車販売台数を記録した。今年7月は211万台を販売し、2017年7月の197.1万台を上回り、過去7月に最高パフォーマンスとなった。 商用車の場合、依然として重型トラックと軽トラックが主な成長主役になる、重型トラックは月間で13.9万台、前年比83.9%増加、軽トラックは月間19.4万台で、前年比68.7%増加した。商用車市場は良好な状況が続いていく見通し。 7月、新エネルギー自動車は昨年同年比19.3%成長を達成し、今年初めてプラス成長を記録した。過去のデータによると、中国新エネルギー自動車の販売ピークは2018年125.6万台だった。今年7月に販売された新エネルギー自動車台数は9.8万台、2019年7月を上回っただけでなく、2018年7月も上回り、史上最高の販売台数を記録した7月となる。 中国ブランド乗用車の市場占有率が4ヵ月連続で急落し、7月に漸く底打ちを迎え、35.1%の市場シェアを記録した。2019年には及ばない占有率だが、格差は狭まることができた。 中国自動車ブランドトップ15のグループ企業のうち、8企業が市場状況を上回った。その中で、絶対的プラス成長を達成したのが長安、一汽、重汽、陕汽、成都大運5社のみだった。乗用車は絶対的な成長を遂げたのが長安と一汽2社だけだった。このうち、一汽は36%のプラス成長で非常に目を引いた。 今年7月、中国車市場は多くの記録を樹立した、史上7月で最大売上高及び新エネルギー自動車最大売上高を記録した。それに、重型と軽トラックも非常によく売れた。自動車市場が前年と比べ好転してプラス成長を達成することが難しいが、下半期限り好転しプラス成長することは非常に有望となる。