自動車人/張恒 米国政府は依然として中国資産圧迫へ全力を尽くしている。最近、米国国務省高官は米大学理事会に書簡を送り、大学ファンドポートフォリオから「中国概念株」の早急売却を求めた。その理由は、米国は「中国概念株」等の海外上場会社に対する監査要求を高める政策となり、来年末に「中国概念株」が大量廃止される可能性がある。 8月19日午前、台風の影響で取引が中断された香港市場と北上通路が13:30に再開された。回復後、北上資金の売急増し、中国A株最大のショートポジションとなった。特に、取引終盤までの90分間、北上資金は中国A株で60億元以上を売った。 同日夜、米国証券市場DJIAは0.31%、IXICは0.57%、ICS30は1.64%が下落した。取引開始30分間、「中国概念株」は集中的売られた。興味深いことは、当日「中国概念株」最大取引量を記録した電子商取引の3銘柄、アリババ、京東と拼多多は、株価上昇で終盤した、新監査要求を満たしたと推測する。他の「中国概念株」の株価は殆どが急落した、自動車関連で、NIOは1.68%が下落した14.06ドル、百度は1.20%下がった122.7ドル、理想自動車は5.76%下落した15.04ドル、ATHMは1.3%下がった88.72ドルで、当日の取引を終了した。 8月20日、中国A株上海、深セン証券市場は其々1.30%と1.19%の下落を記録した、取引額は9000億元未満で、全業界セクターの下がり態勢を見せた。56の主要業界で、自動車セクターの下落率は11位になり、比較的高い下落率1.96%で取引終了した。上昇率が高い福田自動車は同日8.77%下落の2.81元で終了、江淮自動車は5.06%下落の9.75元、北汽藍谷は4.52%下落の6.97元、長城自動車は3.31%下落の13.71元、宇通客車は3.29%下落の14.42元で取引終盤した。 香港証券市場も同じ状況だった、HSIとHSCCIは取引開始直後に急落、其々1.4%と1.53%の下落で取引を終盤した。自動車セクターででは、長城自動車H株が5.65%下落の7.68香港ドルで終盤、五菱自動車は4.17%下落の0.345香港ドル、華晨中国は3.74%下落の7.2香港ドル、北京自動車は3.32%下落の3.79香港ドル、吉利自動車は2.87%下落の15.54香港ドルで取引終盤した。 一部機関は、株安の外部要因を認める一方、リスク釈放に対する投資者の内部要件も存在し、それはまた通貨政策収縮に対する懸念を考慮しなければならない意見だった。現段階の投資者にしては、優良企業の市場価値は最高潮、買うべき企業はほとんどない苦情を抱えている。早期で大量利益を得た投資者が、売って利益を確保するモチベーションが比較的高い方だ。 8月19日、米連邦準備制度理事会の議事録も無視できない要因だ。要するに、市場が望むような緩和は、期待に満たせなかった。その他、議論で触れた米国経済が直面するリスクについて、通貨政策は最善を尽くしたが、財政政策が不十分だと述べた。会議後、ドルが上昇し、米国債と株式市場は下落、金価は急落した。 米国ファンド売却は3つ市場にかなり影響を与えた。特に、現時点まだ利益を出せず、継続資本投入が必要とする「中国概念株」の一部中小企業、例えば自動車製造新勢力の場合、投資者の間では新監査政策への適応困難の懸念が出る。同時に、米国ファンドの香港株や中国A株関連資産の売却は、国内証券市場にもプレッシャーをかけている。また、米中金利は両方上向傾向にあり、周期的特徴が強い自動車業界にとっては、朗報ではない。