自動車人/張恒 ウイルスが猛威を振るっている間、資本ホットマネーにより自動車産業のパターンが大きく変えられ、科学技術概念を持つ企業の市場価値が暴騰した。このような'乱世'に伴うきっかけには、如何なるリスクが新たなに生じるだろう。 中国乗用車協会のデータによると、8月第3週目、中国乗用車販売は1日平均4.5万台、前年比23%増加、卸売販売は1日平均5.2万台、前年比10%増加した。8月1週目から3週目まで、1日平均販売は3.7万台、前年比12%増加、卸売販売は1日平均3.8万台、9%増加を記録した。8月最初の3週間の自動車小売販売は予想を上回った。 8月の乗用車販売増加と共に、中国自動車株が再び上昇した。9月1日、中国A株自動車セクターは2.88%上昇。長城自動車とBYDはストップ高となり、長安自動車が5.98%上昇、Joysonが5.05%上昇、また、宇通客車は4.50%、福耀ガラスは4.35%、北汽藍谷は3.88%、FAWは3.61%が上昇した。 同日、香港株の自動車セクターも同様に好調、H株で100種を上回るセクター分類の内、リチウム電池部門が6.19%上昇で4位になり、自動車部門が5.05%上昇で5位となった。BYDは13.38%上昇し、長城自動車H株は8.92%が上昇した。また、東風集団が4.83%、福耀ガラスH株が4.61%、吉利汽車が4.40%、広汽集団H株が4.35%の上昇を記録した。 米国株では、NIOが取引日基準K線5日連続プラスとなり、4月から8月にかけて、22.66%、16.72%、93.97%、54.66%、59.38%の上昇率を記録し、累計623.57%の上昇率となった。8月31日、テスラは12.57%上昇で取引を終え、市場価値は4643.39億ドルに達し、世界上場企業の市場価値10位内に入り、1262倍の企業収益を上げた。テスラ月基準K線は4ヶ月連続にプラスを達し、4月から8月にかけて、49.18%、6.79%、29.35%、32.49%、74.12%の上昇率を記録し、累計500%に達する上昇率となった。 世界的しかも歴史的貨幣増刷により、市場に過剰な貨幣が供給され、いわゆるハイテク企業がホットマネーの'お気に入り'となった。資本越流が自動車産業に押し寄せ、新しいコンセントとハイライトを探り、功を焦る。テスラを代表される造車新勢力は、資本力の加勢で波乱万丈な道に立たされた。 第一、株価高騰の上場企業は空売り問題に直面する。造車新勢力のように、キャッシュフロー自体に余裕がない企業は特に当てはまる。過去二日間、NIOは株式融資を増やすことを公式に発表し、1株当たり17ドルで、融資額は17億ドルを超えると予想されている。テスラは会社運営用途で、50億ドルに値する株の売却計画を発表した。 第二、一部の投資者はこれらの企業成長を楽観しすぎて、自動車製造企業はIT企業のような飛躍的営業収益を達することに困難があり、更に多い時間が必要とする。 最後、「波が去った後にだけ、誰が裸で泳いでいたのかが分かる」というBuffettの名言がある、米国や欧州などの成熟した自動車市場の過去経験から見ると、市場はこれほど多くのブランドを受け入れられず、それに、自動車製造自体がそれほど有利なビジネスではない。従って、多半数が'裸で泳いている'ことに間違いない。