自動車人/張恒 最近の中国A株が低迷している、高金利による市場の資金不足で引き起こったと見られる。9月16日取引終了時、自動車セクターの1.42%上昇が特に目立った、50種を上回る業種中で1位を占め、2位の上昇率より一倍近く高騰した。 9月16日、上海と深センの両株市場総合取引量は6843億元、6月以来の最低水準となった。景気の回復や金利の上昇と共に、循環株が上昇する見込みだ。自動車、不動産、銀行、建設、交通などの循環的な特徴を持つセクターは、徐々に上昇し始める。 中国8月小売販売総額は0.5%増加し、今年初の消費データのプラス成長を記録した。この中で、単位限度以上の小売販売は4.4%が増加し、自動車消費が主要な役割を果たした。消費の回復は加速しているが、自動車消費を除いたら依然としてマイナスだ。 今年1月から8月、中国乗用車販売は1128.8万台、前年比15.4%増加した。月毎にデータを見ると、Nikeロゴの形になっている。第1四半期は半分化され、第2四半期は5月でプラスに転じ、7、8月にはそれぞれ8.5%、6.0%の伸び率を見せた。第1四半期の自動車販売量は、同期間の小売販売データより低かったが、5月以降は同期間の小売販売データよりよくなったことが分かる。 輸出データも予想を上回った、中国輸出は7月と8月に10%以上の高成長を続けた。このうち8月の輸出額は前年比11.6%増加の1.65億元となり、2019年3月以来最も高い伸び率を見せた。市場予想は僅か6%台だ、人民元の為替レートが三日連続急上昇し、日中6.75を突破し、16ヵ月ぶりに最高値を記録した。 9月16日、中国A株で最も高い上昇率を記録した企業として、長城汽車が5.75%増、華域汽車が5.47%増、ST海馬が5.19%増、長安汽車が4.16%増、福耀ガラスが4.06%増、BYD が4.05%増加した。 長城汽車A株は9月16日に18.22元で取引を終え、6月30日の7.72元と比べ、2ヵ月半ぶりに136%上昇した。 長安汽車株価は2018年10月から上昇の勢いを見せた。9月16日、長安汽車は14.28元で取引を終え、2018年1株あたり最低値の5.53元に比べ、158%増加を記録した。 福耀ガラスは今年3月から一方的な上昇の勢いを見せた、9月16日に33.29元で取引を終え、半年で94.6%が上昇した。 BYDのA株は今年最高のパフォーマンスを見せた自動車株の一つだ、今年3月1株あたり50元未満の最低値に比べ、9月16日には105.4元で取引を終え、半年間で100%以上の成長を記録した。 香港H株の場合、BYDと長城汽車はA株以上のパフォーマンスを見せた、外資投資は中国自動車市場の回復への期待感が高まっていることを示している。 米国NASDAQは9月上旬の暴落を経てから、直近二取引日である程度反発した。米国上場に成功したNIO、理想汽車、小鵬汽車は、全般的NASDAQより上回った。 現段階の世界経済は非常に複雑であり、全体として、中国経済は相当な回復力を持っている。自動車の製造と販売のような伝統分野において、資本市場が提示する価格は常に正確である。A株市場、H株市場、米国株市場のいずれであっても、中国の自動車市場の好調を予告している。