自動車人/管宏業 2020年9月、Hondaは中国で16.87万の販売台数を記録し、前年比22.3%増加した。高成長の中身には、ハイブリッドカーが強力な推進勢力として浮上している。 その中で、SPORT HYBRID高効率2モーターハイブリッドが搭載されたモデルの端末販売は20601台に達し、史上最高販売台数になった。 先日、中国で発売された世界初のPHEVモデル——CR-V鋭·HYBRID e+は、中国におけるHondaの新エネルギー事業の触媒になる可能性が高い。“80km以上の純電気航続距離”、“EVに匹敵”する製品特徴により、CR-V鋭·HYBRID e+は、発売と同時に市場から大きな関心を集めた。 また、多数の新車を集中的に発売することにより、Hondaはハイブリッド、プラグインハイブリッド、純電気自動車まで、全ラインナップの電動化製品の配置を実現し、業界先頭として注目されている。 客観的に言うと、Hondaは中国新エネルギー分野の早期介入企業ではない、世界最高効率の独自i-MMD2モーターハイブリッドシステムは2016年から導入し始め、導入後すぐ市場からの急速な人気が集められ、これまでの累積販売台数は30万台を突破した。 中国は世界最大の新エネルギー自動車大国だが、製品形態や使用方式の点ではまだ未熟だ。今年1月から9月まで、中国の新エネルギー自動車の累積販売台数は73.4万台を記録し、前年比17.7%減少した、同期間の中国自動車全体の販売台数は1711.6万台で、前年比6.9%減少した。政策推進等の後押しの存在にもかかわらず、自動車全体より大きい減少幅は多少皮肉なことだ。純電気自動車を主体とする新エネルギー分野が、消費者のニーズに応えられないことは明らかだ。 客観的に言うと、これまで中国におけるPHEVの発展は順調に運ばず、純電気側の販売規模が大きかった。しかし、Hondaの見解だと、消費者はこれまでのPHEV製品に魅力と利点を実感できなかっただけで、CR-V鋭·HYBRID e+の場合、消費者日常的のほぼすべての利用を純電気走行で完成できる上に、総合コストは純電気より有利となり、PHEVに対する市場の誤解を完全に打ち破り、中国PHEV市場の健全な発展を促進することができると判断する。 Hondaは純電気、ハイブリッド/プラグインハイブリッド、将来の燃料電池自動車、何れも自動車業界の電気化のトレンドに沿っていると考え、Hondaが複数ルートを並行して包括的な電気化戦略を推進することも、市場や消費者の選択権利に対する尊重だと説明する。 以前の計画によると、Hondaは新エネルギー自動車の普及を加速するため、2025年まで、中国市場で20モデル以上の電気自動車を展開する予定だ。