先日、上海国際モーターショーが正式に開幕した。新エネルギーの波が世界を席巻している現在、新エネルギーのの最前線にいる中国は、間違いなく世界の自動車メーカーが前向きの技術と製品を発表する際に第一選択の舞台となっている。
TOYOTAの今回の出展内容は、このグローバル企業のリーダーが過去に対する反省と未来への配置をよく示している。
「継承と進化」というテーマのもと、TOYOTA自動車は新しいピュアEVコンセプトカー+新しい技術アップグレードされたハイブリッド技術+新しい水素燃料エンジン車種という「真新しい」ラインナップで登場し、TOYOTAの強力な技術力を表現すると同時に、多くのサーキットを並行するグローバルな視野と、究極の目標である「カーボンニュートラル」に対する高度な思考を示している。
4月1日、TOYOTAは最高リーダーの交代を完了し、佐藤恒治氏が豊田章男氏の後任としてTOYOTAの社長に正式に就任した。4月7日、TOYOTA自動車は「新体制方針発表会」を開催し、佐藤恒治氏は「商品と地域を中心とした経営」の理念を継承し、ピュアEVの研究開発を中心とした移動会社へ進化する新体制の経営ビジョンを提出した。その中、「2026年までに10車種のピュアEVを発売し、世界におけるBEVの販売台数は年間150万台である」という計画が特に注目されている。
今回の上海モーターショーでは、「bZ SportCrossoverConcept智享跨界」と「bZ FlexSpace Concept悦動空間」というTOYOTAbZのピュアEV専用シリーズの新車は、TOYOTAが全面のにピュアEVに力を入れていることの何よりの証明となった。
前者の「bZ Sport Crossover Concept智享跨界」は、「Reboot」というデザインコンセプトで個性、スマート、若年化を主力とするピュアEVクロスオーバー車である。後者の「bZ FlexSpace Concept悦動空間」は、より実用性と広い空間を重視している。この2つのコンセプトカーに共通する特徴は、いずれもTOYOTAが中国のパートナーと共同開発したという点である。
モーターショーの2日前に正式に発売されたばかりのFAWTOYO「bZ3」と、先に発売された「bZ4X」を合わせると、2024年までにTOYOTAは中国で少なくとも4車種のピュアEVを販売することになり、車種もセダン、SUV、クロスオーバーの多いニッチ市場をカバーすることになった。
ピュアEV以外、TOYOTAのハイブリッドは依然としてその電気化発展に欠かせないものである。今回の上海モーターショーでは、第5世代スマートハイブリッド技術を搭載したCOROLLAとLEVINがそろって登場した。
嘗てはTOYOTAといえばハイブリッドというイメージがあるが、今日のTOYOTAはピュアEV(BEV)、ハイブリッド(PHEVとHEV)、水素燃料電池(FCEV)の全方位のな電気化の配置をすでに完成している。
今後、TOYOTAは中国の消費者のニーズに基づき、中国で独自の研究開発を行い、中国で企画・開発した製品を世界に普及する。
TOYOTAが中国を単なる販売市場と見なすのではなく、より大きな権限と資源を与えて一方向の入力から双方向の協同へと転換し、中国の電気化産業の知恵と中国の電気サプライチェーンに根を下ろしている策略に頼って電気化分野の飛躍のな発展を実現したいと考えていることは容易に分かる。(自動車人/盧山)
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